スパイダーマン ブランド・ニュー・ディ BND ネタバレあり

スパイダーマン ブランド・ニュー・ディ BND ネタバレあり

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スパイダーマンの日が8/1なので映画の日と重なるのですが、2026/7/31 公開の スパイダーマン ブランドニューディ(略称 BND) を観てきました。

まずは後々相方と観るので、吹き替えを観て、折を見て字幕版を観てきました。
吹き替え版は映画の日、スパイダーマンの日、公開翌日だったので、
あのシネマイクスピアリで満員御礼でした。

あらすじだけを触れると、わりと順当なストーリー展開です。一度プレ上映などの観客意見で作りそうになって、それを否定しての再構築(または原案のまま)をしたらしいので、あ この場面かな とか この場面とか 考えながら見ました。
ポスター含めて予告編などは可能な限り見ないようにして、行きました。良かったです。

以下 ネタバレありの感想です。

トムホ スパイダーマンは、今回で4作目です。
前回の3作品は履修しておいた方が良いです。
私も忘れていることも多かったりするので、字幕版を見る前に履修したのですが、BNDへの伏線が所々あり、字幕版の時は、話とオチは知っているけど、色々楽しめる かつ より感情移入できて、最初から泣き、5回くらい泣きました。

親愛なる隣人に徹する選択

ホームカミングでは、まだトニースタークに認めてもらうために頑張る姿、ファーフロムではエンドゲーム後なので、トニーの意思を継ぐか如く今回も一生懸命。
ミッドクレジットで、ミステリオの罠にハマり、スパイダーマンがピーターパーカーだとバラし、かつ世間体としては英雄なので、自分を殺したのはスパイダーマンであると報道されてしまいます。
次のノーウェイでも批判の対象と描かれ、記憶改変をストレンジの魔術でなんとかしようとしたけど、マルチバースの歪みが生じてしまい、彼なりの信念でなんとかしようとするもなんとかならず、最終的に「すべての人から自分がピータパーカーである記憶を消す」選択をして、
ピーターパーカーを捨て、スパイダーマンとして択一の選択をして終わります。
BNDではピーターの人生は捨てているので、親愛なる隣人としての役割を果たすべき頑張っているものの、マスクを取り逆さに座って、MJの紙コップを眺めるから始まり、物悲しい雰囲気はずーと続きます。

メイおばさん(ベンおじさん)

スパイダーマンはマルチバースでそれぞれの世界線がありますが、必ず死ぬ家族がいます。過去3作品では、三部作予定のため、ノーウェイで その運命は確定済みなのですが、メイおばさんとの別れは突然やってきて、「大いなる力には、大いなる責任が伴う(With great power comes great responsibility)」を残します。
BNDではメイおばさんはもういないのですが、
ノーウェイの際に別世界線から来た先輩ピーター達と心を交える場面では、このセリフと家族の死がどの世界でも共通で、すでに先輩ピーター達はこの今感じている自暴自棄な感情を体験済みだと知り、冷静さを取り戻します。(喪失の痛みの共有)
これは BNDの伏線になっていて、この場面以外にも、先輩ピーター達から「大いなる責任」を継承しますし、正義を貫き親愛なる隣人たる役目を果たす部分も継承していきます。

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ノーウェイでは 先輩ピーター達がメンターであるのですが、
BNDでは敵役のメンターになるところが見所でもあります。
そこを仲介するのが、トムホの中にいるメイおばさんなのですが、演出が秀逸です。
メイおばさんの無償の愛で正しいことをする善性が作品中でピーターにも再認識され、それが敵に正しく伝達し破滅の回避につながって敵方のターニングポイントとなる所は涙ものです。
(You’re beautiful. And the people who love you, we love you not because you’re special, we love you because you’re you. I want you to remember that.”)

I’m Both 両方だ

敵から 君はピーターパーカーなのか?スパイダーマンなのか?と問われるシーン(”People like us don’t get to live a normal life… Are you Peter Parker? Or are you Spider-Man?”)があり、最終的に彼は I’m Both 両方だ と宣言します。
覚醒スパイダーマンの誕生と、ピーターパーカーでも生きる宣言をします。

ノーウェイの喪失がBNDの最後で取り戻される(孤独からの脱出)のが今回のテーマのひとつです。彼にとって(他の多くの人にとっても ジーン、フランク、MJ、ネッドetc)の ブランド・ニュー・ディとなります。
ラスト付近での夕日シーンは、最初の暗く沈んだ夕方シーンとの対比となっている点もいいですね。1人で抱え込むことをやめ、世界はまだ温かく、支えてくれる仲間もいるがあることへの脱皮となっています。

ノーウェイラストで「Hi, my name is Peter Parker」と言えなかった理由

ノーウェイのラストで、 MJとネッドの約束通りに 正体を再び明かそうとしますが、自分のせいで怪我させてしまった頭の傷、MIT合格にうかれるネッドを見て、巻き込むのは止そうと後にするシーンがあるのですが、
それだけでなく、BNDの各シーンで、ピーターがそう言えなかったもう一つの理由が浮き彫りにされます。
敵にもそこか見透かされて焦る姿、MJ からの「 I don’t love you. Because I don’t even know you.”」と言われるシーンの ああ やっぱり という絶望感から、

「Hi, my name is Peter Parker」と言えなかった理由に、正体を明かしても魔法は決して解けない という現実からの逃避となっています。

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フランク基地での少し昔のようなやりとりもそうなんですが、ある期待を与えつつ、実際のところ魔法が解けていない方からすれば、現実的な率直な反応への暗転は、BNDで心がきつく締め付けるシーンのひとつです。

ブランドニューディズとなるために

BNDでは孤独から始まり、MJとネッドのやり取り(レゴ組み立て、スターウォーズをもってくると思ったら指輪物語ってとこも、ホームカミングでMJの写生から繋がる今回の写生)、「 I don’t love you」からのでも信頼しているわとか、色んなところがひとつずつ積み上げている点は とても良くできた脚本でした。

彼の気づきが様々なもの(それは蜘蛛の糸が絡み合うように)からもう一度絆を取り戻すに繋がっていきます。

魔法は解けたか?

ラストシーンについては、皆様のご想像に。という感じになっています。
ラストシーン含め、小物の扱い方など、随所に それらしい描写を加えてはいますが、
自分は魔法は解けていない派です。
前述の もう一度絆を取り戻すとは、記憶を戻すことではなく、またゼロからやり直してもまたあの関係性を取り戻せる と思っているので。
なので、BNDのレビューなのに、アイキャッチイラストは、ノーウェイの抱き合いです。
またあの関係性をきっと取り戻せるはずです。今のピーターパーカーなら。

フランクとのやり取り

フランクの絡みは、とても良きでした。
ブラックウィドウのサウナシーンも良きですが。

で なんだ スタテン島での借りってなんだよ!!! です

おしまい。

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