ユーミン 50周年記念ベストアルバム に寄せて

ユーミン 50周年記念ベストアルバム に寄せて

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ユーミンが去年出した 50周年ベストアルバム。

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Universal Music
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荒井時代から松任谷由実時代までのファンが選んだベストアルバム 「ユーミン万歳」 なんですが、セールスも好調で50万枚も達成し、70年代80年代90年代00年代10年代20年代 と6年代で 一位をとった記録を自ら塗り替えた。
40周年、45周年にもベストアルバムを出しているが、その間にもオリジナルも出しているし、50年の中で出したオリジナルアルバム39枚から ファンエピソードを添えたリクエストとスタッフ、本人が選曲したものだ。
40周年の「日本の恋と、ユーミンと。」は歴代のスタッフが選んだもので、どの曲も聞いたことのあるものだったし、45周年の「ユーミンからの、恋のうた。」はユーミン本人が今の時代に聞いてほしい曲を 前のベストとは曲被りなしで選んだもので、曲被りなくても、メッセージ性と美しいメロディーな曲ばかりだった。
今回のベストは2枚のベストと曲被りはあるものの、ユーミンだからできただろう半世紀経っても残っているマルチトラックのマスターテープからリミックスをし直しているので、とても良かった。
聞いてみると、音圧を合わせたり、80年代〜90年代のちょっと今聞くと古臭く聞こえるドラムがすり替えられていたりして、全曲自然に聞こえるのが良かった。

旦那さんの 松任谷正隆さんが歴代の曲達を編集をしてきているが、今の時代に聴かせるためにしたり、再解釈して正しい当て方をしたり、当時の空気感をより正しくしたりと、気に入らなかった曲をし直すあたりの話や、シンクラビアあたりはごっそり入れ替える話などは、


・・・あたりで編集担当の面々で視聴会を楽しめます。

ぱっと最初前知識なくアルバムを聴いてたら、なんか違う、曲同士の繋ぎが自然と素人耳でも感じれるくらいすごいです。細かくは

『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』 松任谷由実~これはベスト盤ではない。名曲たちが再構築され輝きだした新作ハイレゾだ!~
www.e-onkyo.com

・・・あたりに少し解説があります。

さて、自分のユーミンの出会いは、中学生でユーミンを先に追っかけていた友人からの紹介でした。
色々アルバム借りて聴いて、ファンになりアルバムを手にしたのは Tears & Reasons からでした。
80年代後半から精神領域に旅立っていたのが、地に足を着けて主に失恋ソングを歌ったアルバムです。
無限の中の一度から始まるこのアルバムですが、のっけからユーミンの世界になるキャッチーな曲です。
出会うけど別れる運命という失恋ソングとも取れるし、必ず巡り合うという恋の歌とも取れて、マイユーミンベスト1 です。
このアルバムを聴くと、当時毎週日曜日17時にユーミンがパーソナリティーをやっていたFMのワンコーナーであった「涙の訳っ」を明るくリスナーの話を読み、意見を述べるユーミンが思い出されます。
他に 瞳はどしゃ降り では雨降る都会のシーンが浮かぶし、冬の終わりでは学生の時の夕暮れの教室のシーンが浮かぶなど、実風景が感じられる曲もあるし、ミラクルやSo high の曲調がテンション上がるものから、最後に向かって 恋の一時間は孤独の千年あたりの後々の民族音楽あたりの始まりとも取れるリズミカルでありメッセージ性の強いもの で来て、Carry On の拍手喝采で 涙できる アルバムです。
悔やむんだっらやって後悔しようぜっ恋って色々だね的コンセプトアルバムです。

ファンになってから、アルバムは買い続けたし、過去アルバムも少ない小遣いで可能な限り集めてました。
ユーミンの50年って、荒井時代が第一次ブームで、結婚後 良アルバムを出すもののセールス的には伸びなかった停滞期を経て守ってあげたいでの第二次ブレイク、その後のバブルあたりまでのセールスが駆け上がる第三次ブーム、で先ほどの Tears and Reasons で一区切りして、真夏の夜の夢、春よ来い、Hello, my friend の3連続シングルミリオンとアルバムセールスも継続的にミリオンを連なった第四次ブーム、ベストアルバム Neue Musik からコンサート シャングリアツアーあたりの第五次ブーム、そして今また紅白出場からのユーミン万歳の第六次ブレイクって感じですかね。

このあたりは往年のユーミンファンや、サブスク解禁されて 昔の曲を昔の曲としてではなく新しいものとして評価している若い世代も含めてそういえば聴いていなかったんだよなサブスクになったので聴いてみようって 人達のレビューが溢れかえっているので、譲ります。
このブログが、サブスク解禁と共に 過去アルバム総評してて、読んでて楽しかったです。

チェリーの音楽幕府(数記事に分かれているので、Tears and Reasons を含んだ記事です)

時代はついにバブルに突入し、ユーミンのアルバムもシンクラヴィアを導入したド派手なデジタルサウンドや歌詞の内容などにその影響が色濃く現れるようになってきた。 80…
ongakubakufu.hatenablog.com

人によってこの曲神曲、この曲はこのアレンジがぁとかあって、上のブログの人とも、自分の評価と違ったりするんだけど、捨て曲がないアルバムアーティストのユーミンならではで、どの曲持ってきても Good なのは強いです。ユーミン万歳で いくつかの対談などの記事を見て、私が死んでも歌は残る やってて良かった 的な発言と、セールスで落ちぶれたって言ってた人は皆んな消えた 的な発言 どちらもユーミンらしくて笑った。
旦那さんも含めて まだまだ若々しく活力みなぎっているようなので、今後のアルバムも楽しみです。

さて 最後に自分 ベストユーミンの曲を
第5位・・・最後の嘘。ドラマの主題歌でもありましたが、曲の空気感が好きでよく聴いていました。

第4位・・・やさしさに包まれたなら。荒井時代の名曲ですよね。見るもの全てメッセージの詩はのけぞるほど感化される一言です。

第3位・・・青春のリグレット。中期の曲ですね。ファンになった後に過去アルバムを掘り下げていったら、この頃のアルバムや停滞期と言っているアルバムの名曲揃いといったら・・・その中で1番好きな曲です。青春時代も本気だよね 年齢関係ないよね 別れたけど覚えていて というユーミン王道?な曲です

第2位・・・情熱に届かない〜Don’t Let Me Go です。曲と詩が織りなす合わせ技で気絶しそうな曲です。ガードか轟き千切れ飛ぶのあたりと 快速電車を見送った川近い夕暮れ あたりが もう多摩川の情景が浮かび、メロディに乗る歌詞のなんだろう詩として解釈する前に頭にドカンとくる感じ(欲する語彙力 小並感ですみません)が良いです。

第1位・・・小鳥が親鳥を認識するように、やはりユーミンと本格的に接し、初めて買ったアルバムの1st チューンだからですよねー。
世界初のバーチャルミュージックでもあるらしいのですが、びーこーず あい らびゅー のステレオ部分から 最後まで痺れる曲です。ああ ボキャが足りなすぎて まぁ サブスクでも良いので聴いてください。です。

以上 もう ユーミン 万歳♪

追伸: apple music 限定で、ドルビー対応なのですが、自分 Google 派なのて ・・・でも聴きたい。ハイレゾは購入できるけど、ドルビーもなんか音楽フォーマット規格を決めて 購入できるようにして欲しい

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