Teams 無料版 クラシック が 2023/4/12 に廃止されるが 企業などライセンス保有している所からチーム・チャネルに招待されてる人は気にしなくて良い

Teams 無料版 クラシック が 2023/4/12 に廃止されるが 企業などライセンス保有している所からチーム・チャネルに招待されてる人は気にしなくて良い

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ことのはじまり

個人事業主的に企業から仕事を請け負っている友人から相談がありまして、
2月位に発表された マイクロソフト Teams 無料版 クラシック廃止の件がよく分からないとのこと。

結果だけ知りたい場合は 目次で「結論」に飛んでください。

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クラシック版の廃止は確定

調べてみるとTeams 無料版クラシック の廃止は迫っていて、 2023/4/12 に終了になります。この事実は 割とすぐ情報として見つかり、マイクロソフトのドキュメントでも明言されています。

organization内のユーザーに Teams ライセンスを割り当てるか削除することで、Teams へのユーザー アクセスを管理する方法について説明します。
learn.microsoft.com

Teams の Web会議だけでない側面

Teams は コロナに入り、他の Web 会議と共にシェアを伸ばしました。
通常の Web会議としての利用だけでなく、私の友人のように チームコラボレーション の一環で 委託として企業から招待されて、チャネルと呼ばれる大きなプロジェクトの中のタスクの区切りのようなものの中で、チャットや資料共有をして仕事を進めることにも使えるツールです。

プログラムは2つある

調べてみると、Teams のプログラム としては 2種類ありました。
Teams ダウンロード と検索すると出てくる ページでは、家庭向け と 職場・学校向け(いわゆるビジネス版)があります。

後者は、テナントと呼ばれる組織として管理される 従業員から見たら所属組織の箱のようなものが用意されています。友人が利用しているのはこちらのプログラとのこと。
前者は、Windows11 では最近自動でインストールされている 今までの Skype の代わりのようなものです。
企業での Teams の成功から マイクロソフトは また個人向けのWeb会議ツールを クラッシュ アンド リブランド しました。たぶん Skype は捨てられるでしょう。

実際相談受けてから、Teams を試しにダウンロードしてみたら、2種類のプログラムは独立していて、どちらもインストール可能でした。ややこしい。

クラシック版とは何か

マイクロソフトの クラシックの見分け方を調べてみると、マイクロソフトのドキュメントはすぐ見つかりました。

Microsoft Teams 無料版 (クラシック)を使用している場合にチェックする方法について説明します。 2023 年 4 月 12 日以降、Micros…
support.microsoft.com

プログラムを開き 右上のアイコンをクリックすると クラシック と表示されます。
Teams はプログラムだけでなく Web ブラウザ でも利用可能です。
そちらでもクラシックと表示されることは確認できました。
マイクロソフトは、この廃止を機に 有料版への移行を推進しています。
でないと今までのチャットや共有されたファイルは 4/12 に破棄されるようです。

このことは、多くのブログで指摘され、マイクロソフトのドキュメントでも言及されます。しかしながら 私の友人のように、基本 仕事で Teams は使わないけど、請け負った仕事の関係で、委託元の企業のチームに招待されている場合が このクラシックの廃止で影響を受けるかをきちんと言及したブログはなく、ただMSのドキュメントを少し日本語だけ変えただけのゴミしか見つかりませんでした。

クラシック廃止の影響はどの範囲か

プログラムは2種類ありますが、家庭向けのものは忘れてください。あれは Teams の皮を被った チャット& Web会議ツールで 所詮 Skype の代用です

クラシック版廃止は、ビジネス向け 個人テナントのライセンス無料版の廃止です。
先ほどテナントを組織の箱と表現しましたが、その箱が今まで個人でも無料で使えていただけに過ぎません。

テナントの補足とゲスト招待されることの補足

主に企業または教育機関で利用される Office365 E1 や E3、E5 、小規模事業者向け の Microsoft 365 Business Basic (旧名 Office 365 Business Essentials)などでは、テナントという概念が必須です。
A社とB社 がそれぞれに Office 365 ないし Microsoft 365 を契約していると、A社のテナント と B 社のテナント は別物で、リアルでビルが違うようなものです。
A社とB社が Teams を利用して チームコラボレートしたい場合は、どちらかが主体(= 親)となり ゲスト招待する必要があり、ゲストに招待された側は 招待側のテナントのゲストアカウントが発行されて その箱に入る感じです。
なので、右上にあるアイコンをクリックして、そのテナント=箱を選ぶ必要があります。
これは 個人のテナントでも同じです。個人テナントは今まで MSアカウントでログインできていたものです。今まで無料で可能だった個人テナントでも ホストとして他企業とコラボできていましたが、MSはそれを廃止して、無料ではそれができなくなるということです。(正確には MSは別の 無料版でも引き続き チームコラボできる とアナウンスしていますが ややこしいので省略します)

結論

Teams クラシック 無料版 の廃止は ビジネス向け 個人テナントの無料ライセンスの廃止に過ぎないため、企業など有料ライセンス保有している所からチーム・チャネルに招待されてる人は気にしなくて良いです。
つまり、騒がれているチーム内のチャネルで交わされたチャットや共有されていたファイルの移行は必要ありません。

仮に招待してきた親が、クラシックを使っていた場合は、その招待してきた側が有料版に移行するだけなので、ゲストとして招待される側は、そこだけ心配して、今後のチームコラボをどうするか招待元に相談するだけです。

廃止されるクラシックは 鞄アイコンの「個人」が無料提供されなくなるだけ

今までテナントの切り替え時に 見えていた 鞄アイコンの「個人」というのがなくなるだけです。プログラムも変更する必要がありません。

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