RRR やっと ナートゥをご存じに (ネタバレ少しあるかも)レビュー

RRR やっと ナートゥをご存じに (ネタバレ少しあるかも)レビュー

2023-03-25
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RRR アールアールアール を、映画館のポイントが貯まったので、消費で見てきました。

『バーフバリ』シリーズ S.S.ラージャマウリ監督 待望の最新作! 世界中で空前の大ヒットを記録した『RRR』がついに日本上陸!1920年代英国植民地時代のイン…
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昨日から ポストカードのプレゼントが始まったのも少しあるとは思うのですが、席が半分埋まっていたのは驚きました。(シネマイクスピアリ自体 埋まりにくいのも知っているので)
同監督作品のバーフバリは、途中脱落したんですが、相方は2本とも視聴して、RRR も映画館に足を運び観てきてから、「ナートゥをご存じでない?」「ナートゥをご存じでない?」と数ヶ月言われ続け、アカデミー賞の歌曲賞も取ってロングランが続いており、観に行くことに(全くもって 消極的態度で 非常に申し訳ないわけだが・・・

3時間は、アバターのウェイオブウォータを去年観ていたので、直前にトイレで絞り出せば大丈夫だと思う。
アバターの時も感じたのだが、長時間映画視聴で集中力維持するのは、やはり映画に力がないと続かないと思う。
RRR はあっという間だった。いくつかのキーアイテムやセリフの伏線は分かりやすく、場面と場面の切り替わりが良く、主役の2人のたぎる熱量はすごい。
物語の進行も、支配者である英国の総督とその妻の、絶対悪の描写から始まり、
1 vs 1000 的な描写も、非現実なオーラで蹴散らしたりして無双するのでなく、実に泥臭く演出され、
えっえっ その手合図だけでいけるの?いけるの? ひゃあ しびれるぅ(あのシーンです 小並感的感想)では、絶対的な善行為によって結ばれる熱い絆に昇華させる演出。
そして、黒人も含めて有色人種を小馬鹿にしての、「ナートゥをご存じか?」で、女性陣も味方につけ、あのキレキレダンスである。
物語は 2人主人公の過去や経緯がバラバラで描かれる。
彼がどうして非情になれるのかが前半ではほとんど描かれないため、対峙する(ここの火と水の演出もすごく美しい 実に CG なんだけど、分かってはいるけど 呑み込まれる圧倒感)時に、観客は もう1人の彼を応援する。
そして セリフ以上に 歌が効果的に所々で使われ、感情が揉まれる。
また悪の上塗りも効果的に行われ、そしてインターバル。(日本では休憩時間ないが)

後半 彼の行動の根幹が丁寧に描かれる。その後の彼の後悔と葛藤に心が揺さぶられ、彼の決断に観客は味方して、最後の30分はもう総応援である。CGの強調的効果、あり得ないシーンの連続も、呑まれている観客には、もうこれは神のみわざ なんだ って拝みたいくらいにぶった斬ってくれます。

そして、エンディング。味方総出演のダンスである。ムルムルムルムルムルムル♪

RRR 面白かった

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そして個人的に推したいのが 鹿 である。鹿に注目ください。
そういえば総督に狩られてたものね・・・。