ユーミンの50周年の記念が一昨年のユーミン万歳!で、私もユーミンの歴史と共にレビューしました。
今回もユーミンだから残っているマルチトラックテープからリアレンジされた曲達です。前回のベストで アナログテープからデジタルへのアーカイブが済んだはずなので、そこからのアレンジということですかね。
目次
- 1.影になって/岡村靖幸 cheers 松任谷由実
- 2.中央フリーウェイ/YOASOBI cheers 松任谷由実
- 3.Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023/桑田佳祐&松任谷由実
- 4.今だから/松任谷由実 小田和正 財津和夫
- 5.春よ、来い (Nina Kraviz Remix)/Nina Kraviz, Yumi Matsutoya
- 6.SATURDAY NIGHT ZOMBIES/RHYMESTER cheers 松任谷由実
- 7.真珠のピアス/YONCE cheers 松任谷由実
- 8.守ってあげたい/乃木坂46 cheers 松任谷由実(produced by 小室哲哉)
- 9.輪舞曲(ロンド)/くるり cheers 松任谷由実
- 10.真夏の夜の夢/GLIM SPANKY cheers 松任谷由実
1.影になって/岡村靖幸 cheers 松任谷由実
今回のコラボベストのきっかけらしいので、出来が素晴らしいです。
すごくアレンジが良く、リアレンジでありがちの 原曲のが良いのでは?という感触が最初からなく(他の曲はスルメ聴きすれば、どんどん良くなってくるのですけどね)、完璧なアレンジと感じました。
製作秘話を含む特典円盤を見たところ、コーラス部分はユーミンの子音を拾ってきてサンプリングしているとか、どうりで違和感なかったはずだわ。
2.中央フリーウェイ/YOASOBI cheers 松任谷由実
原曲が隙がない完璧な曲なので、なかなか難しかったと思います。
今のりにのっている YOASOBI のアレンジですが、ハジけた中央フリーウェイになっています。(小並感な感想) ウェウェウェィ が耳に残ります。
3.Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023/桑田佳祐&松任谷由実
紅白でのキスをはじめ(昭和の人しか反応しないだろう)、仲良し?ふたりのデュオ曲です。
企画曲なのでCDにされていなかったものを、今回当時の曲をベースにリテイク・リアレンジしているとのこと。
4.今だから/松任谷由実 小田和正 財津和夫
これもCD化されてなかったやつですかね。初見です。故人となった教授も絡んでいるとのこと。
ユーミンの声が若いです。80年代のアレンジに聴こえるし、最近の人からすると逆に新鮮に聴こえるのではないでしょぅか? 11 曲目に収録されているシークレット版のアレンジはシンプルで こちらも良いです。
5.春よ、来い (Nina Kraviz Remix)/Nina Kraviz, Yumi Matsutoya
有名なロシアDJのアレンジ。原曲でも童謡春よ来いを混ぜていましたが、そこを表に出して、ユーミンの原曲の主線をバックというかサンプリングしてミックスしています。原曲の持つ不思議な感触が崩れておらず 新しい息吹も与えられていて 良いです。
6.SATURDAY NIGHT ZOMBIES/RHYMESTER cheers 松任谷由実
「狂気の沙汰でないんですよぉ♪」を聴くだけで満足です。
7.真珠のピアス/YONCE cheers 松任谷由実
ユーミンの13枚目のアルバムの PEARL PIERCE ですが、そのタイトルチューンですね。
ユーミン特有の念が軽いポップに乗っている曲で、アルバム全体がアンニュイで、ユーミン曰く低温さが際立っていますが、その曲の持つ温度をぐっと上げてくるようなアレンジです。
8.守ってあげたい/乃木坂46 cheers 松任谷由実(produced by 小室哲哉)
順当なアレンジです。今風になった感じ。小室さんのビート感も後ろにしっかりあり、原曲のもっている ユーミンが大事にしている セレスチャル な感じをちゃんと引き継いでいるとのこと。安定しています。
9.輪舞曲(ロンド)/くるり cheers 松任谷由実
最初とても違和感がありました。でもスルメるとなかなか良いと感じたアレンジ。
様々な引き出しを持つ くるり だからできたアレンジのような気がする。
10.真夏の夜の夢/GLIM SPANKY cheers 松任谷由実
良いです。とても。