目次
0.私とGalaxyの関わり(読み飛ばしてください)
Galaxy S24 の国内版のSIMフリー版が、S24からキャリア版と同時発売になりましたので、無事発売日の 2024/4/11 に手に入れることができました。
3日程触った中で感じた第一印象などをレビューしたいと思います。
実は Galaxy シリーズは大昔の初代 Note を購入した時以来でした。
その間は、ひたすら Xperiaを追いかけて、途中であまりのひどさに Google Pixel に変えて、二年前に再び Xperia 5 iii に出戻りました。
なので Galaxy のお作法などを知らないのでその辺の Pixel や Xperia ユーザから見た感想も含めていこうと思います。
1.コンパクトでハイエンド
最近の大型化を受けて、200g を超えるスマホが多い中、S24 は160g 台ということで、コンパクト機に分類されます。
それでいて、ハイスペックなので、ちょうど Xperia の 5シリーズの位置づけにありましたので発売する前から気になっていました。
Xperia 5 シリーズがそろそろどこをターゲットにしているのか迷走しはじめたので、ちょうど良いタイミングでした。
CPU は Snapdragon 8 Gen 3 で、発熱も 爆熱の Gen 1から随分改善されているので、夏も大丈夫そうです。
2.3倍の望遠レンズあり30倍ズームはおまけ
コンパクト機でまず削られるのが望遠レンズです。
Xperia 5 iii で望遠レンズの素晴らしさを体感したので、乗り換えは望遠レンズありの機種と決めていました。
S24 は超広角レンズ、広角レンズ、望遠レンズのコンパクトながら三つのカメラがありましす。
ズームもレンズ切り替えを意識することなく自然で、デジタルズームも 通常モードで 30倍、ナイトモードで 10倍まで可能です。1~30倍の例です。
広角1→広角デジタル2倍→望遠3倍→望遠デジタル10倍→望遠デジタル20倍→望遠デジタル30倍
10倍までは割と見るに堪えるノイズの低さです。30倍になるといくつか補完されつつも、ノイジーですが、手振れ補正もかかり、確認用には利用できるレベルです。
3.望遠の光学的なボケは少し緩め
Xperia 5 iii の望遠カメラは ペリスコープ(潜望遠)型で、最大倍率の4.4倍にすると光学的なボケがかなり楽しめました。
ポートレートモードやボケエフェクトといったソフトウェア的なアプローチでなく、実に物理的な自然なボケが発生していました。
S24 はそれと比べるとボケてはいるものの、比較すると深度が浅い
5iiiは、可変で 70mmと105mm まで
S24は、70mm と 焦点距離の差が現れている結果になりました。
手前の木にフォーカスを当てて取りましたが、
まず5iii の 4.4倍レンズ
次に5iii の 2.9倍レンズ
最後に S24 の3倍レンズ
4.ポートレートモードで景色を撮るのはクセがある
ボケ目的で、人物向けのポートレートモードを使うなと言われるとは思うのですが、やはり不自然な深度になりました。でもiPhoneのポートレートやXperiaのボケ付加よりかは自然かな。(他機種との比較は後日別の機会に挙げます)
普通に撮ったもの
ポートレートモードで撮ったもの
望遠でのポートレートだと少しマシになる
普通に撮ったもの
ポートレートモードで撮ったもの
5.望遠レンズで撮ってGooglePhotoのボケツールが便利
今までGoogleOne向けに提供されていたボケツールですが、無料ユーザも使えるようになったらしいので使ってみてください。
メリハリある写真であればほぼキレイにボケてくれます。
望遠で普通に撮ったもの
それにボケツールでぼかしたもの
6.消しゴムツールと同レベルのオブジェクト消去
GooglePhoto の消しゴムマジックと、Galaxyギャラリーからオブジェクト消去はどちらも同程度くらいでした。真ん中の高校生を消してみました。
7.GalaxyのAIツールの被写体移動は少し面白い
GalaxyギャラリーにはAIボタンがあるのですが、被写体を丸で囲むと自動的に切り抜き状態にしてくれて、長押ししたまま移動することができます。
それ以外はAIが補正してくれるのですが、オブジェクト消去よりも少し進んでいます。
試しに先ほどのボケで使ったときのベンチを浮かせてみました。
SEIYUのUを移動させてみました。
たぶん人物などの切り貼り移動はもっと自然に行われると思う。
8.HDRの効いたメリハリある補正
HDRが効いたメリハリのある補正が特徴ですかね。
ソフト処理はとても早く、撮った後の 6.2インチ有機EL で 高輝度の画面で見ると本当にキレイです。
いくつか写真を
9.ナイトモードと食事モードありでそつない仕上がり
Pixel3 から注目を浴びたナイトモードですが、そつない仕上がりでした。
通常の写真でもiPhoneのように、自動的にナイトモードになります。
こちらは弱ナイトモードで、手動でナイトモードにすると、さらに明るい写真が撮れます。
通常の
ナイトモードの
他マジックアワーと夜景を少し
食事モードは、それほど効果を感じなかったです。(後日比較)