Anker 511 Power Bank PowerCore Fusion 30W (正式名称長い・・・)の長期レビューです。
最初 Anker 511 Power Bank (こちらは PowerCore Fusion 5000 が続く のが正式名称かな) を発売日に入手して使っていました。
充電器とモバイルバッテリーが合体した製品群のひとつで、ステイック型で、ストラップも付いていて今までなかったデザインの商品で気に入ってました。
ただ、プラグ部分の折りたたみを展開すると、コンセントと直角になるので、コンセントの水平部分の占有面積が多く、下にあるコンセントが使えなくなったり、
カフェのコンセントの位置によってはどうやっても挿せないのが弱点でした。
改良版が出たのが、その半年後かな。少し重くなったという情報と、もともとの511 もそんなに時間が経ってないこともあり、少し間を置いて買い替えて、今まで利用していました。長期利用でのレビューです。
目次
改良点1→出力が30W(モババの場合は最大22.5W)
モバイルバッテリーの出力ではないですが、パススルーで充電器としても利用できるので、その最大出力が 旧版の20W から 30W にアップになっています。
軽めのモバイルノート(MacBook Air とか)なども充電できる値なので、荷物を減らしたいなどで買い替えるのもありですね。ただし、モバイルバッテリーとして使う場合の最大出力は 22.5Wです。
改良点2→プラグの角度が垂直に
旧版の弱点であった占有面積が大きく、場合によっては挿せないという仕様が見直され、展開後のプラグの角度がコンセントに対して本体が垂直になった。
本体が細長いため不安定になりがちになところを少し本体の長辺を 113mm から 78mm に縮めて 旧版よりずんぐりにすることで安定している。
占有面積は、旧版が 30mm x 30mm の正方形だったコネクタ側が、31mm x 44mm になっています。
プラグの位置は、ジャスト中央でなく、少し横に寄っています。
改良点3→ストラップが上部に
旧版も不安になる細さではないのだが、ストラップが根本補強され頑丈に太くなったのも特徴。ストラップ部分の飛び出し(円周) 長さは55mmで、内寸は44mm である。またストラップは旧版ではプラグ側にあったのだが、今回はTypeC のコネクタ側に移動になっている。
モバイルバッテリーとして利用する場合に、ポケットやポーチに入れた際に、コードとストラップが同方向になるようになって合理的な配置になった。
その他仕様→ 5000mAh の容量
容量に変更はなし。変換効率は、約80〜70%あたりなので、iPhone1台を満充電するくらいである。PD対応も変わらずなので、急速充電が可能で、空の状態から約30分で約半分まで充電できます。
その他仕様→ 重さは 185g で15g増に
30Wに出力をアップした影響か、重さが旧版から 15g重くなって 185g になった。(実測 182g)
平均的な同サイズのモバイルバッテリー ANKER Power Core III 5000 が 113g で
同メーカの30Wの1ポート充電器 Anker 711 Charger (Nano II 30W) が 47g なので、
合体して熱処理などの対応もあってだろうが、合計値より重くなっている。合体したメリットもあるだろうし、この程度なら目をつぶれる人と、ちょっと重いなと感じる人もいるだろう。
その他仕様→ 入力がTypeC側からも可能
旧版との違いとして、モバイルバッテリー自体を充電するのに、旧版だとプラグをコンセントに挿しての対応のみだけだったのに対し、これは、TypeCの USBポートから 入力も可能になりました。でもこの仕様どういう時に差別化になるのか仕様書を眺めていたところ、USBからの方が PDが効くので急速充電しやすいメリットがあるのかもかも。
旧版ては TypeC 側から入力できないのかと嘆いていた方もいましたので・・。