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ワイモバイルのシェアプランのSIMはeSIM非対応
iPad が軒並み最新版だと eSIM オンリーになってしまったせいで、ワイモバイル のシェアプランのSIMは eSIM 展開してれないので、余ってしまいました。
シェアプランのSIMはSMSを受信できますので、タブレット用のLINEなんかには利用しているのでシェアプランを辞めるという選択肢はないので、何かに利用しようかなぁと思っていたら、SMSを受信できる珍しいモバイルルーターがあるので中古で入手してみました。

SMSを受信できる珍しいルーター E5577
Huawei 製 モバイルルーター e5577 です。
表に小さな液晶があります。裏全体が蓋で、開けるとすぐにバッテリーがあり、バッテリーを外さないと SIMトレイやSDカードトレイにはアクセスできない仕様になっています。


内部には Wi-FiのSSIDと初期パスワードがあり、管理画面のユーザー名と初期パスワードも記載があります。
バッテリーパックの互換性
2017年のルーターなので、バッテリーは新品を購入しました。
新品ですが、サードパーティ製の互換品です。3000 mAh の容量で、3.8 V の Li‑Ion です。

ちなみに、このバッテリーパックは、Huawei E5577 だけでなく、Huawei E5785や Huawei E5573 、SoftBank Pocket WiFi として売られている 501HW, 505HW や Y!mobile の 502HW, 504HW とも互換性があります。たぶん Huawei のOEM品なんだと思います。
SIMトレイは標準SIM(非常に扱いづらい)
SIMトレイは、時代なのか、今では珍しい標準SIMです。
nano SIM の場合は、アダプタが必要です。幸い昔散々使ったものを物持ち良く保持していたので、合体させ利用します。

SIMトレイは、スライドするだけの単純な仕様なんですが、SIMカードって少し個体差があるので、アダプタにぴったりでない事が多いです。今回も右端あたりがうまくはまりません。
その状態だとSIMの金属側が下になる関係で、落ちやすく、挿すのに結構手間取りました。

一度入ってしまえば問題なく利用できますが、問題はさらにあり、取り出す時に指の腹でスライドさせるのですが、接着面が少ないので、かなり力が入ります。
nano SIM とアダプタの噛み合わせが良くない関係で、nano SIM がひっかかった感じになっているようにも感しました。少しだけスライドさせると、奥側に爪を入れる隙間ができるので、あとはテコの原理で取り出せます。
アダプタにテープで取っ手を作っておくのをお勧めします。

または、SIMの金属面がちょうど良い位置で止まるようには出来ているので、nano SIMのまま挿入するのをお勧めします。
おまけのSDカードとモバイルバッテリー機能
SDカードはスライドロックを外して、立てるタイプなので、SIMトレイよりかは面倒ではないです。ただあまり利用する場面を想定できないですね。おまけです。


また3000mAh しかないですが、モバイルバッテリーとしても利用できるようです。容量的にこれもおまけ機能ですね。
SMSは液晶で見えるタイプではない
さて肝心のSMS機能を試そうと、スマホからテストショートメッセージを送ってみます。
液晶の上側にある封筒アイコンに「1」と出ています。受信成功ぽいです。
操作は、側面にメニューボタンがあり、押すとメニュー表示、連続で押すとメニューをおくる(つまり下矢印ボタンとして機能する)ことができ、電源ボタンが決定ボタンになって、階層も下れます。
メニューを一通り眺めましたところ、SMS受信確認というメニューはありません。
タッチパネルでもないので、ここで初めて、SMSは液晶で見えるタイプではないと分かりました。
(下調べしなかった私が悪いですが、予想外です。)
SMSはブラウザまたはアプリで確認可能
SMSは届いているものの、ルーターに接続して、192.168.8.1 にアクセスして、ログインすると見えます。・・・が管理画面がPC仕様で、スマホで見るにはとても操作しづらい。
SMSを見るためのステップ数もありますので、この見方は「SMSを確認できる」というのには余りにも使いづらいです。
救いの神は、Huawei 謹製アプリ HiLINK で見えるという情報でした。しかし・・・
アプリ HiLINK はアプリストアから消えている
2025年8月現在 Huawei が米国の制裁をくらっているせいで、もとより中華では排除されている Google Play ストアはもちろん、Apple App Store からも削除されています。
もうHuawei 製のアプリは 野良apk しか経路がありません。
野良apkは危険すぎるので、手を出したくない。(その前に Huawei 製のアプリにも抵抗がある)
詰みました。
結論
Huawei 製 モバイルルーター E5577 はSMSを受信できるがアプリが公開停止されているので、手順はあるが、とても使いづらい「SMSを見れる」なんて紹介できないレベル です。
とりあえず モバイルルーターとしてはスタンバイからの起動も早く、SIMフリーでワイモバイルのAPNも自動でしたし、大方の有名どころのAPNは入っているらしいので、使えなくはない感じ。