au Qua tab PZ LGT32 を家タブレットとして導入する

au Qua tab PZ LGT32 を家タブレットとして導入する

2021-12-18
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ある時、妻が言いました。「このタブレットお風呂に持って行っていいの?」と。
我が家には、タブレットが二台あり一台はモバイルでも利用している Xperia Z4 tablet であり、もう一台はWi-Fi運用している10インチタブレットの Qua tab 02 です。
Qua tab 02 は、去年の春に入手したタブレットで、au がばらまきをしてくれたおかげで白ロムが安価に手に入った代物です。何も不自由のないタブレットで、このまま家で利用する10インチタブレットの座に鎮座すると思われましたが、弱点がありました。そう防水でない。
この時妻は髪の毛を染めるためお風呂に長時間入る予定だったので、何か暇つぶしにとタブレットを選んだわけです。
もちろん防水でありませんから、手に取っていた02ちゃんを取り上げて、Z4 tabletを渡したわけです。
妻はiPhone 7を持っているので、iPhoneをお風呂に持ち込めばいいのだけれど、防水のはずのiPhoneが浸水した記事にビビってお風呂に持ち込むのは拒否されてしまいました。

防水性を求めて調べているとちょうどいいタブレットが見つかりました。
02と同じauブランドの Qua シリーズの最新タブレットである au Qua tab PZ LGT32 です。
去年の12月発売ですが年明けのバラマきのおかげで、白ロムの値段も安く、二万強でした。
春先になれば、もっと価格が下がるかなとも思いましたが、欲しい時が買い時と決めているので、早速02ちゃんを手放して、PZ ちゃんを我が家に迎えました。
ではでは au Qua tab PZ LGT32 のレビューをしていきましょう。

まず基本のスペックから比較を。
サイズ感は 258×7.9×164 mmで、重さは486g です。02ちゃんが259×8.6×156 mm で486gなので、ほぼ同じ大きさであります。10インチタブレットとしては標準的なサイズと重量感だと思います。色はネイビー、ホワイト、ピンクがあり自分は白を選びました。
では開封していきます。最近のauの端末には充電アダプタがつかないので、箱には本体と各種説明書と、ワンセグ・フルセグ用のイヤフォンアンテナだけです。
Xperia XZ からauでは保証書を付けない方針になりました。本体の機器番号であるIMEIが分かれば、中古品でも一年の保証が付くようです。設定の情報から確認できるIMEIですが、画面の故障を想定しているようで、画面の表と裏にIMEIを記したバーコードシールが貼り付けてあります。剥がして保管しておくと良いと思います。

起動してみます。

ちなみに充電コネクタは、まだmicroUSBです。急速充電にも対応しているので、比較的早く充電することができます。ホームアプリは02ちゃんと同じauホームがデフォルトで起動します。
好みで好きなホームアプリを入れることができるのは、ふつうのAndroidと同じです。
あまりアプリを入れないのであれば、このauホームで十分なので、自分はこのまま利用しています。

まず最初に確かめましたのが、nasune に取り貯めてある録画番組が視聴できるか。
自分は、torne mobile を利用していますので、早速起動。
1920×1200 なのでビデオ視聴には丁度良いです。(上下に少し黒筋が入る程度)
HD画質のものを配信してみましたが、カクカクすることなく動きがスムーズでした。

Video & TV sideViewのアプリでも1分モバイル視聴のお試しができるので、試しましたが問題ありませんでした。

次に確かめたのが、電子書籍の閲覧です。
自分は、Sony Reader store を利用していますので、早速起動。
アスペクト比が書籍の4:3とは異なるので、上下に余白が出来てしまいますが、それ以外は問題ありません。

横表示にして見開きを表示さましたが、コミックの文字の認識に問題ありませんでした。

Reader store はSDカードにダウンロード書籍を保存できるので、PZのように内部メモリが16GBしかない場合でも心配ありません。Kindleを利用している人は、内部ストレージと相談してください。ちなみにSDカードは128GBまで認識するmicroSDXC 規格です。

02と比較して違う機能としては、防水とワンセグ・フルセグの搭載があります。
まず防水性ですが、お風呂に持ち込んで利用してみましたが問題ありませんでした。防水性能的には、IP6Xなので、それなりの性能がありますが、あくまで常温水に対してなので過信は禁物です。
でもまあ 今までの経験では、シャワー程度は問題ない性能だと思います。念のため自己責任でお願いします。
スロットとしては、SIMとSDカードがセットできるトレイがひとつあるので、そこだけはしっかり押し込む必要があります。

次に、ワンセグ・フルセグですが、イヤフォンアンテナなしではうまく受信できませんでした。
国内向けの Xperia Z2 Tablet やZ4 tablet などはアンテナを内蔵していたので、余分な装備が必要なかったのですが、イヤフォンアンテナ必須なのは注意が必要です。
イヤフォンアンテナよりスマートな方法を模索した結果、棒状のアンテナを入手してみました。詳しく後述

また、Quaシリーズはauのオリジナルシリーズですが、au謹製のアプリがたくさん入っています。
しかし、ほどんどが無効化でき、非表示にすることができるので、ストレージを消費しているのは悔しいですが、さほど問題ありません。

OSは標準的なAndroidですが、少しカスタマイズが施されているので紹介していきます。
OSのバージョンは、Android 6.0.1 です。

Android 7.0 Nougat ヌガーにバージョンアップされる予定ですが、
すでにこのバージョンでも独自にデュアルウィンドウに対応しているのが特徴です。

そのほか、ホームタッチボタンの数や色のカスタマイズや、オリジナルボタンQボタンのカスタマイズ、ブルーライトをカットするリーダーモード、クリップボード機能、カスタマイズできるトグルスイッチなどがあります。

すでにこのバージョンでも独自にデュアルウィンドウに対応しているのが特徴です。
まずは縦方向に分裂。

真ん中の境目は上下に移動することができます。デュアルにできるアプリは限られますが、マップや画像を見ながら調べ物をしたり、メモをとったりすることができます。横方向も可能

そのほか、ホームタッチボタンの数や色のカスタマイズができます。

ホームタッチボタンはデフォルトで、戻る、ホーム、アプリ切り替え、デュアルディスプレイですが、
ふつうのAndroidのように3つにすることもできますし、ほかのボタンを追加したり入れ替えたりすることができます。
特別なアプリを必要としていない点は親切ですね。
デュアルディスプレイ機能は、アプリ切り替えボタンからも呼び出すことができるので、自分は、戻る、ホーム、アプリ切り替えの標準的な配置にしました。
色も選択できます。

このタブレットにはボタンが、電源ボタン、音量アップボタン、音量ダウンボタンの他に、オリジナルボタンQボタンというものがあり、起動するアプリをのカスタマイズできます。
デフォルトでは、リーダーモードというブルーライトカットのオーバーレイ機能を利用することができます。

そのブルーライトをカットするリーダーモードは、起動させるとブルーライトをカットしてくれるので、夜に画面を見る時に最適です。全体的に淡い黄色になる感じです。

クリップボード機能もオリジナルで搭載しており、別のアプリを入れる必要がないのは便利でした。
クリップボードはテキストだけでなく画像などもクリップすることがてきまして、オリジナルのメモソフトであるQメモなんかにペタッと貼り付けることができます。

Androidの標準機能にもなりますが、機能トグルスイッチもカスタマイズできます。
Wi-FiのON/OFFや、機内モードにしたりできます。

おもしろい機能に、モニターモードがあります。
Miracast(ミラキャスト)は、タブレットの画面を対応のテレビなどに表示できる機能ですが、
モニターモードはその逆で、ミラキャストの子機として、相手側の画面を表示できるようです。
スマホの画面をタブレットの大画面で堪能するなどができると思われます。

物理キーのショートカット機能もあり、カメラやキャプチャがショートカットで可能になります。

最後に、ベンチマークの数値などはかってみました。最近のAntutuはスコアが大きくでる傾向にあるので、古いのも試しました。まずは、5.7.1でのスコアです。Snapdragon 617 で 30000点強の数値なので、Snapdragon 615の Qua tab 02と大差がありませんね。若干上くらい。
Xperia Z2 tabletと同等でしょうか。
820 であるZ4 tabletと比べると性能は完敗ですが、最新の3Dゲームをしない限りは余分なパワーですので、ミドルレンジの立ち位置で無難なつくりだと思います。
次に、6.2.7 でのスコアです。45000くらいなので、順当なスコアです。

防水の割に熱はそれほどこもらないし、動きも標準的な使用についてはもたつくことないので、これでしばらく家の10インチタブレットとしては、このQua tab PZにて安泰のような気がしています。

フルセグのアンテナについて

au Qua tab PZ LGT32 には02ちゃんと比べると防水機能が付加されているだけでなく、フルセグ・ワンセグ機能が搭載されています。
しかしながら、アンテナを本体に装備していないので、イヤフォンアンテナが必要になります。
国内キャリア版の Xperia Z2 Z4 Tablet のようにアンテナを内蔵していたら最高なんだけど。
イヤフォンマイクって、ブラブラしていて邪魔なんですよね。

ということで、イヤフォンに対応しているアンテナを調べてみました。
イヤフォンに挿すということは普通の構造だと音がでなくなってしまいますが、
音がでるようになっているものを探すと、以下のような商品か見つかりました。

早速購入して体験してみます。
大きさですが、iPhone SE との比較と接続部分の拡大です。

イヤフォンの3.5ジャックです。音がでないようにしてあるようですが、見た目でははわかりませんでした。
au Qua tab PZ のイヤフォンは左側の真ん中付近にあります。
早速挿してみました。高さがちょうどタブレットの上辺と同じくらいなので、最初からオプションであったかのような佇まいになりました。

アンテナ部分は少し柔らかいせいで右に少しブレているのが気に入らないですが、ほぼ真っ直ぐなので気にしないことにしました。(手で少し癖をつけてあげれば、真っ直ぐになると思います。)

さっそくテレビアプリを起動します。(ちなみにSIMなしで起動できました)
イヤフォンマイクをつけていない場合は、起動せず画面がでなかったですが、ちゃんと画面が表示されました。
で肝心の音の方なのですが、ちゃんとスピーカーから音がでました。
au Qua tab PZ のスピーカーは裏面の側面に近い位置についています。

側面を手で持ってタブレットを構えるとスピーカーを隠してしまう可能性があるので注意が必要です。

我が家からはスカイツリーが見えるくらいに近いので、窓際の部屋では全く問題なくフルセグが見れました。
部屋の奥にいくと、ワンセグに切り替わり、お風呂や脱衣所あたりのさらに奥にいくと見えなくなってしまいました。
お風呂でテレビを見るのは叶わなかったですが、nasneでもテレビが見れるので問題ありません。
っていってしまうと、このフルセグ・ワンセグ用のアンテナも使わなくなってしまうかもしれません。

テレビアプリの出来を確認していきましょう。
最初起動すると、左側にスモール画面が表示されます。

右側にはチャンネルのボタンが並んでいて、メニューボタンから番組表にもできます。

ただしなぜか一部のチャンネルの番組表が表示されませんでした。
フル画面にすることもできまして、フル画面にすると字幕が利用できます。

横から見たアンテナの具合。なかなかかっこいい。

スマートフォンでも利用出ますので、音は本体側から出したい場合にはこのアンテナは役立ちます。
あくまでアンテナだけなので、本体にフルセグまたはワンセグの機能が必要なのでご注意ください。

しばらく使ってみて、フルセグでうまくいかない事象がありました。
TOKYO MX が見れない( *`ω´)
我が家では死活問題であります。
エリア選択では東京を選んでいるので、チャンネルとしては登録されているのですが、室内ではフルセグどころかワンセグでさえ見れない状況。とほほ。
東京スカイツリーから15km圏内というのに・・・
チャンネルによって電波強度が違うのかしら、NHKとかは全然快適。
朝日テレビ→日本テレビ→フジテレビ→TBS→(越えられない壁)→MX の順でみえづらくなる

調べても、東京タワーからスカイツリーに配信が変わった記事しかひっかからないし。
このアンテナちゃんは倉庫行きかもしれない・・・orz