目次
Galaxy Fit3 を発売日に購入
wena3 が約1年後サービス終了します。
Androidスマホの通知用に wena3 を利用してたので、控えめなトラッカー/スマートバンドを探しました。
個人的には中華製はNGということで、他まともなものは、Samsung位。
今のAndroidのスマホが10年ぶりのGalaxy S24 ということもあり、Samsungでと思っていましたら、Galaxy Fit3 国内版が発表されました。2025/1/31発売で予約して購入。
Galaxy Fit3 の単体レビューは その1にて
私が購入したアタッチメントとベルトのアクセサリレビューがこちら↓
wena3 との比較については その2にて
wen3 で出来て Fit3 でできないこと
wena3 の製品仕様で非常に良かった点があります。
1)通知のフィルタリングができる
2)通知のLED色やバイブレーションを指定できる

1のフィルタリングは、タイトルや本文に XXX が含まれていたら という IF文を作れて、2のLEDやバイブレーションパターンなどを設定できます。
wena3 を見なくても このパターンは Yahoo天気から来ている 雨雲注意の通知だなって分かったり、LEDの色(数種類ですが)で、アプリの識別や通知の識別ができました。
またフィルタリングでは、このフィルタに該当した時のみ動作するということもできるので、本当に限定した通知のみを wena3 に伝えることができます。
この仕様が良いところが、通知は欲しいのでスマホには通知として残って欲しいけど緊急じゃないのでウェラブル機は通知はいらない(振動しない)という要望を満たすことで本当にリアルタイム性が必要な通知を見逃さないことに繋がります。
この仕様は apple watch などにもなく、今回購入した Fiit3 でも実現できません。
Fit3 でなんとかしたい そうだ Tasker があるじゃないか
Fit3 でwena3 の仕様を実現するのは 標準の機能では無理です。
アプリ側で通知の種類別にしない/する を選べるものもありますが、通知としては欲しいでも緊急じゃない パターンはこれでは実現できません。
困った時の、そう、「Tasker」 (ドラえもんの道具出す音♪)!! です。
Androidのバージョンが上がり、できないことも増えました。また逆に今まではプラグインが必要だったものが、Androidの仕様変更で Tasker のみで実現できるようになったものがあります。 通知系 は Androidのシステムが管理していましたが、他のアプリにも許可を与えることで扱えるようになっています。
Tasker のレシピ は 生成AI で作ろう
Tasker のレシピを調べるには 生成AI が役に立ちます。
もちろん検索で探しても良いのですが、先ほどのようにAndroidの仕様の変化により昔の記事ではできなかったりする。
Tasker のようなプログラム的な動きをするものについては ルールが厳格なので、生成AIにはぴったりです。
もちろん昔の知識も蓄えているので、質問を重ねてゴールに向かうように誘導も必要になります。
まずは最初に 「Tasker でAというテキストの通知が来たら、同 じ内容のタイトルとテキストの通知を表示するプ ロファイルとタスクの作り方を教えて」

次に「プラグインはつかわなくてもできるよ」

次に「タスクの変数は、通知を受信した時の変数が使え ると思うけど」

次に自分は事前知識として知っていたので「変数 evtprm2 evtprm3を使って」と指示

これでほぼ答えが揃いました。ヒントにも使えるので、他のシーンにも使える方法です


Tasker のレシピを作る
Taker のプロファイルを作成していきます。右下の「+」をタップして、イベントを選択します。検索にて「通知」で絞ると「通知が表示された」が出てきますのでタップ
UIから下っていってもOKです。


イベントの編集です。if にあたる部分なので条件を指定していきます。
まずアプリの指定、一覧から選べます。不具合なのか選択済みが分からない時もありますが、タップして戻ると指定できています。複数選択可能です。


通知によってタイトルや文字、サブテキストなどに何が入るかはアプリの仕様に依存しますが、タイトル(%evtprm2)と文字(%evtprm3)でほぼ指定できます。詳しく変数に何が入るか確認したい場合は後述の %evtprm() 関数を使って調べることができます
ここでは文字に「*雨雲が*」「*お薬の準備が*」とか入力します。簡単な部分一致としてですが、
正規表現が利用できるので、細かい指定が可能です (参考→ https://troutlurefishing.jp/regex.htm )
次にタスクの編集です。新しいタスクをタップします。お気に入りからも選択できます。


アクションの選択では、検索にて「通知」で絞って「通知を表示」をタップします。


アイコンでわかりやすいものにしておくと良いです。アプリケーションにしたりシステムから選択可能です。タイトルと文字では、イベントで取得した変数を指定します。右側の四角矢印をタップすると簡単に変数の選択が可能です。


下に移動して、バイブ(振動)パターンを指定してください。これがないとスマホ側が振動しないため、Galaxy Fit3 も振動しなくなります。振動パターンは連動しません。

またカテゴリーを適当な文字列で指定してください。必要なおまじないです。ここでは「ユーザー通知」としています。
これで完了です。
Galaxy Fit3 の通知設定にて Tasker を有効に
フィルタリングの土台はできたので、あとは Galaxy Fit3 側の設定ですが、
通知の選択にて、Tasker を有効にするだけです。(フィルタリングされる側のアプリの通知は無効にしておきましょう)

これで、指定したアプリの通知がスマホで表示→Taskerが複製→Galaxy Fit3 が振動と通知表示 になります。
%evtprm() 関数での通知内容調査
Tasker にてイベントで「通知が表示された」でタイトルと文字を「*」にして(必要に応じてアプリを絞ってください)


アクションで「通知を表示」にしてタイトルは適当に、文字に「%evtprm() 」を指定して 全てのイベントパラメータを拾います。
Gmailメールアプリからの通知では・・・

%evtprm1 に アプリのプロセス
%evtprm2 に メールのタイトル
%evtprm3 に 通知の中身
%evtprm4 に メール受信者のアドレス
%evtprm5 は 空
%evtprm6 は タイトルと本文の一部が
%evtprm7 と 8 は 6が長すぎて表示からは読み取りませんでした。
・・・でした
画面キャプチャの通知では・・・

%evtprm1 に アプリのプロセス
%evtprm2 に 通知のタイトル
%evtprm3 に 通知の中身
%evtprm4 に 空
%evtprm5 は 空
%evtprm6 は 空
%evtprm7 は 空
%evtprm8 は false
・・・でした