目次
1.WPA3 対応の無線LAN 子機 を調べよう
家の Wifi の親機ルーターをWifi6 + メッシュ機能付きの にしていまして、
メッシュやら 直交周波数分割多元接続(OFDMA)で、
「複数端末の同時利用」と「(それに伴う)各端末の通信速度が安定して早い」というメリットを得ました。
ただマンションですとそんなに今まで混雑したり、チャンネル干渉も少ないので、光側がせいぜい50Mbps ~ 80Mbps であったこともあり、速度的には大きく変わりませんでした。
Wifi6 の特典として、セキュリティ面の向上があります。
Wifi6 は最低でも Wi-Fi CERTIFIED WPA3(略称 WPA3)に対応していることが必要になります。
企業向けの WPA3-Enterprise と 家庭向けの WPA3-Personal があり、今回後者の WPA3 対応の USBタイプの無線LAN 子機を調べてみました。
Wifi5 のものでもドライバなどのアップデートで WPA3 に対応しているものもありましたので、それも含めての調査です。
iPhoneだと、WPAや WPA2 AES以外(TKIP/AES mixed modeなど)では「安全性の低いセキュリティ」と表示されますよね、もうこれらの暗号化のタイプは脆弱性があり安全でないのです。
もしかすると将来 WPA2 AES も脆弱性が見つかるかも知れません。なので可能な限り 新しい暗号化である WPA3 を採用したいところです。
2.Wi-fi規格の世代 のおさらい
世代と呼称と規格名、対応する周波数と理論値スピードの表です。
世代をWifiの後ろにつけて呼称し始めたのは、4世代目からだと思います。
世代 | 通称・呼称 | 規格名 | 周波数 | 理論値スピード |
第4世代 | Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 600Mbps |
第5世代 | Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 5GHz帯 | 6.9Gbps |
第6世代 | Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 9.6Gbps |
3.調べる過程で出てきた MU-MIMO について
MU-MIMO:複数端末の同時通信を可能にする機能のこと。接続子機が複数ある場合も速度を落とさず、安定した通信が可能にする。
▼WI-U3-1200AX2
BUFFALO(バッファロー)さん
Wi-Fi 6(11ax) 対応
MU-MIMO 対応
WPA3 Personal(AES) はWindowsのみ対応。(Windows10 バージョン1903以降)
外形寸法 80×22×30mm ※本体のみ(突起部除く)
質量 約44.6g
▼WI-U3-866DS
BUFFALO(バッファロー)さん
11ac 対応
WPA3 Personal(AES)
外形寸法 74×27×14mm ※本体のみ(突起部除く)
質量 約18g
▼WN-AC433UA
IO DATA(アイ・オー・データ)さん
11ac 対応
WPA3 Personal(AES)
※WPA3を使用する場合は、WPA3対応デバイスドライバをインストールする必要があります。
外形寸法 約16(W)×152(D)×15(H)mm
質量 約12g
▼WN-S150UM
IO DATA(アイ・オー・データ)さん
2.4GHz帯 のみ 11n 11g 11b
WPA3 Personal(AES) はWindows 10 バージョン 1903以降
※WPA3を使用する場合は、WPA3対応デバイスドライバをインストールする必要があります。
外形寸法 約16(W)×17(D)×8(H) mm (突起部除く)
質量 約1.8g
▼WNPU583B
IO DATA(アイ・オー・データ)さん
Bluetooth v4.0付き
11ac 対応
WPA3 Personal(AES)
※WPA3を使用する場合は、WPA3対応デバイスドライバをインストールする必要があります。
外形寸法 約23(W)×50(D)×11(H)mm ※USBコネクタ部含む
質量 約10g
▼WNPU1167M
IO DATA(アイ・オー・データ)さん
11ac 対応
MU-MIMO対応
WPA3 Personal(AES)
※WPA3を使用する場合は、WPA3対応デバイスドライバをインストールする必要があります。(Ver.1.02以降(2021/03/10)Windows 10)
外形寸法 約15(W)×20(D)×7(H)mm ※USBコネクタ部含む
質量 約2.4g
最終的にWNPU1167M に。小さく出っ張りが僅かなのがgood
最終的に、WIfi6 の子機は高くて、しかも大きいので、パスとしました。
他色々とバッファローさんとIO DATA さんのものを比較して、WNPU1167M に「君に決めた!」したので、そのレビューです。
外形寸法は、 約23(W)×50(D)×11(H)mm なんですけど、これUSBコネクタ部含むなんです。つまり PCのUSBポートに挿したら、その出っ張り部分は 1cm 以下なのです。
パソコンに挿すと 右上部分が 青く光ります。光らせなくすることはできなさそうでしたので、気になる方はご注意を。
無線LAN定番のビームフォーモングに対応、また MU-MIMO にも対応していました。受け付嬢が複数いて順番待ちなく対応していくれる そんな機能です。
11acの理論上の最高スピードは 867Mbps なのですが、この子機 大々的に この理想値を謳うものの、USB2.0 のインターフェイスなので、もし無線上は 800 超えね能力があったとしても、USB通った時点で、USB2.0規格上の上限値(480Mbps)を超えることはありません。なんというちょっとした詐欺なのでは・・・・汗 まぁ 光自体が我が家では桁が違うので問題ないのですが。
インストールCD付きのパッケージなのですが、
WPA3を使用する場合は、WPA3対応デバイスドライバをインストールする必要があります。(Ver.1.02以降(2021/03/10)Windows 10)
IO DATA サポートページで ダウンロードしちゃいましょう
以上レビューでした